対応

今のプロジェクトに直接関係するので名は明かさないが
某リッチクライアントのメーカーの対応はいろいろと考えさせる。
評価版から製品版へ変更したときに、ライブラリとツールでエラーが
発生。ライブラリの方はワーニング程度なのでそう実害は無いが、
ツールの方は全然動作しない。メーカーにその事を伝えると、
直ぐに新版のライブラリが送られてきた。
しかし、今度はライブラリで必要な関数が無いというエラーで
開発中のアプリケーションが処理停止。
エラーの内容を調べてみると、どうも次期バージョンで実装される
関数を呼ぼうとして失敗しているらしい。多分、リリース前のものを
そのまま送りつけてきた様子。
再びメーカーに問い合わせると、新しいライブラリは新しいツールで
生成したプログラムでないと正しく動かない可能性があるとのこと。
ワーニングレベルのエラーを解消するのに、プログラムを更新するのは
納得いかなかったが、言われたとおりにやってみた。
しかし、やはり症状は変わらず。
念のためツールで作成されるソースを眺めてみたが、次期バージョンで
実装されるという関数のダミーでもあるかと思ったが見当たらない。
やはり、何の確認もせずに返答をしているようだ。
実際のところ、今回送られてきたツールの方は評価版のバージョンで
使いものにならなかったので(まともに機能しない及び使い勝手がわるい)
、オリジナルのものを用意していた。そのため開発自体にはそう影響は
無い。
しかし、何分製品の仕様が曖昧ということもあって、製品版の動きの
確認をしたかっただけなのだ。それなのに動かない事を確認・証明すること
に少なからず工数をかけさせられる・・・
人が作るものなので、多少の不具合が発生するのは仕方ないとしても
ユーザーの言うことをまともに確認もせずにいい加減な対応をするのは
いかがなものか?。(評価版の時の問い合わせに対してもそんなことがあった)
まぁ、今回は私が参加するときにはほぼ使用が決まっていた製品なので
仕方ないが、次回以降はこの製品を使うプロジェクトはパスかな。